楽器業界に就職をめざすあなたへ

 楽器業界への就職。
楽器が好きで、音楽が好き。そりゃ楽器業界に行きたくなります。そうなるのもわかります。
 今あなたが20歳~25歳で就職するとしたら、楽器業界には、どんな分野があって、どこに就職するのがいいのか?また仕事とは?仕事の先にあるものは?

 業界30年超の僕がご案内しましょう。
 

 まず頭に入れておいて欲しいのは楽器業界には①メーカー②卸(海外代理店)、③
販売店があります。①のメーカーというのは自社でブランドを持って開発、企画して販売する、または販売店に卸している会社です。②卸会社は自分のブランドを持っている、いないにかかわらず卸主体の会社です。卸というのは国内外のある会社から商品を買い、それを販売店に売る会社です。但し時代とともにこういう会社は減ってきています。③の販売店は、みなさんが街でよく目にする楽器販売店です。

 この3つの就職先の中で就職できれば、どこでもいい。そういう考えも若いときには、しがちですが、僕はオススメしません。時間というのは人生の中でとても貴重です。その時間をどこで、どう過ごすかあらかじめ考えて欲しいと思います。何故か?人生とは、命とは、時間です。もしあなたが70年生きたとすれば24×365×70=613,200時間生きます。その中でたとえば20歳で1日8時間働いて10年ある会社に勤めた場合にはこのようになります。
8(時間)×5日(完全週休2日)×4(1ヶ月)×120(10年)=19,200時間。実に19,200時間をその会社に捧げることになります。人生の中の3%の時間です。あなたの人生の大事な3%をその会社に捧げるのです。もし20歳から70歳までの50年だった場合には
96,000時間。人生の15%です。
それだけの見返りが必要ですよね?見返りとは?人によって違いますがお金もしくは、やりがいでしょうが、やりがいというのは曲者でやりがいがすごくあってもお金が少ないのは問題です。やりがいだけで10年過ごしても、お金が付いてこないとその後の人生に圧倒的な差がついてしまいます。ですのでお金をきちんともらえて、やりがいよりもスキルを与えてくれる仕事を選びましょう。但しお金といっても、どこの会社も初任給ではそんなに差がつかないのは当たり前です。長く勤めている人が多いのは目安かと思います、色々なところで情報を得ましょう。また、働くことでしか見えてこないこともあります。この会社ちょっと失敗したかも?と思うときはスッパリ辞めたほうがいいと思います。

 今独立をちっとも考えていなくても、これからの世の中、今の会社が30年後も存在している可能性は、確実に今よりも下がります。そのときあなたは、また次の会社に移ればいいと思うでしょうが、そのときにあなたが50歳だったら、就職率は残念ながら極端に下がります。また就職できても極端にギャランティが下がる可能性大です。でも、そのときにあなたが独立できれば、そのときのサラリーと同じお金を独立で稼げる可能性はあります。
独立にはスキルとお金の両方が必要になります。ですから今あなたが働く場所を選ぶということは大事な選択になるのです。お金をもらっていたことが、ここで生きてきます。
今を生きるのに精一杯では将来を見据えた貯蓄は、できません。あなたにスキルとお金を与えてくれる会社を選ぶべきです。

 はっきりしていることがあります。もしあなたが独立を考えている場合には、普通に銀行から借り入れをして独立するには、自分が貯蓄したお金と同額のお金しか銀行は貸してくれません。お金は一切ないけど、俺の熱意を買ってくれというのは通じません。あなたの始めたい事業にかかるお金が2,000万だった場合、1,000万を貯蓄するか1,000万どこからか都合つけないといけません。但し借金をして都合つけるというのは銀行が許しませんので覚えておいてください。また、僕は独立を進めている訳ではありません。独立した僕が言っておきますが、独立はとてつもなくハイリスクです。独立すると1日15時間以上働くのが普通だと思います。ハイリスクローリターンです(笑)。ホリエモンのように抜きん出た能力がある人なら別ですが、なかなかそうはいかないのが現実では無いでしょうか?独立が年を取ってどこかに就職しにくい場合の選択肢のひとつの場合もあるのです。

 さて、話は戻りますが①のメーカー②卸会社③楽器販売店のどこにいくのがいいか?
①でも②でも③でも共通して言えますが、自分が1番能力を発揮できる仕事は、自分が1番好きな仕事だと思います。①②③のどれが好きか、あなたにはわかると思います。わからない場合には自分に合いそうな会社に自分で決めた期間アルバイトで働かせていただくというのもひとつの方法だと思います。ある会社にアルバイトで入るとその業界の他の会社の評判も聞くことになるので、業界の色々な部分も知ることができていい方法かと思います。アルバイトをして、やっぱりこの業界は、やめておこう。という場合もあるかと思います(笑)そのときは、自分の直感を信じたほうがいいと思います。
 好きなことを仕事に選んではいけないとか言う人がいますが、僕は違うと思います。好きなことでないと没頭できません。

 ところで、②などの場合、少し給料は安いけど、この経営者の能力は凄いのでそばで見て色々と勉強ができる、という場合もあると思うのでこういった場合にはケースバイケースです。ただし、期限はきちんと決めて働くほうがいいと思います。世の中には凄い人がいるものです。そういう人に出会えたらお金では買えない体験をできるときもあるのです。

 僕も30年業界にいて、①でも②でも③でも長くその会社で楽しく続けている方もたくさん知っています。また①②③のいずれからも独立して会社を大きくした方も知っています。あなたが今どういう楽器業界のどの会社に興味があっても、自分の好きな音楽に近い、そしてあなたを正当に評価してくれ、あなたのスキルを伸ばしてくれる会社を色々な方法でさがしてください。今回のブログがその一助になれたら幸いです。

 最後に、このブログを書く上でどこの会社がどのような待遇かを調べて書いているものではありません。また、あなたが会社に求めるものが多ければ、その分会社もあなたに求めるものが多くなることを忘れてはいけません。外資系の会社では、ある日突然「明日から来なくていい」と言われることもあるのです。

     
http://www.daiking.co.jp/

   





 

 





 

 

 

 


 

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